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子宮がんが末期症状になった患者さんの話

すでに末期症状の子宮がんをわずらっている渡辺さんに話を聞いて来ました。子宮体がんではなく、子宮頸がんの方で、57歳の主婦の方です。

渡辺さんは20代で結婚して仕事を辞めてから、健康診断を受けたのが片手で数えられるほどの回数だったそうです。パートとして働いていたこともあったものの、会社が健康診断を必要と設定している時間よりも少なかったため、特にその必要もなく、自分の体は問題ないと思っていたといいます。

「健康診断を受けることが体に悪いという話もあるでしょ。レントゲン検査の被曝とか。そういうのもあって、というのは言い訳なのだけど、つい先延ばしにしてたのよね。」

「子宮がんが見つかったのも、おりもの異常が見つかってから病院に行った時の話で。お医者さんの話では、がん検診さえ受けていれば、初期症状でも見つけられたかもしれないらしいんだけど、その時はもう初期とは言えなかったのよね。」

「別に末期症状というほど進行していたわけでもなかったので、手術をしたりもしたんだけど、残念ながら治らなかったみたい。今でも、本当は治ってるんじゃないかって、心のどこかで期待はしてるんだけど。」

「検査を毎年受けるのは大事っていうのは分かってるんだけど、やっぱりなかなか・・・。気が重いのよね。調べる場所が場所ですしね。」

「でも、若い人はちゃんと検査を受けておいたほうがいいと思う。この歳になってから後悔するより、面倒でも毎年調べておけば、子宮がんだって早く見つかるかもしれない。もちろん、最初から健康なのが一番だけどね。」

闘病中の家族

実は、渡辺さんの旦那さんも現在、肝臓がんとの闘病中だと言う。

「先に余命宣告なんか受けたら嫌よって言ってるんですけどね。癌の治療歴なら私の方が先輩なんですから。でも、どっちが残されるのがいいのかって考えると、私なのかもしれないですね。」

「ほら、私なら夫が亡くなっても生きていけるでしょ。保険もあるから、お金は大丈夫でしょうし。でも、私が先に子宮がんで亡くなったら、夫は生活のことができるのか不安で。そう考えると、私の方が長生きしなきゃいけないかと思うんですよ。手がかかって大変ですけどね。」

「もう私も末期症状のようなので、それほど長くはないと思います。主治医の先生が態度をはっきりしてくれないので、具体的な余命とかは分からないんですけどね。」

「最悪の場合は、息子夫婦のところで夫が厄介になることになるでしょうね。子宮がんが先か、肝臓がんが先かという話になってしまいますけど。」


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<子宮がんについて>

広い意味で子宮がんと言った場合には、子宮体がん(奥側)と子宮頸がん(入口部分)の両方の総称となる。

今回の渡辺さんのように子宮頸がんの女性の方が多いものの、体がんは増加傾向にあるので注意が必要となる。どちらも比較的症状の進行はゆっくりで、死亡率も高くはない。

子宮頸がんの方が若いうちにかかりやすく、年齢が上がると体がんのリスクが高まっていく。

女性のがん検診の主要科目になっているため、検診によって早期発見されることも多く、この場合には完治や長期生存も見込める。

抗がん剤治療を行う場合には、シスプラチンやシクロホスファミド、フルオロウラシル、カルボプラチン、ブレオマイシン、イリノテカン、ビンクリスチンなどを使用する。

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