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大腸がんの転移

大腸がんが転移しやすい部位

癌細胞が他の部位へ広がってしまうことを、転移と呼びますが、大腸がんの場合には肝臓や肺、腹膜、リンパ節が転移しやすい部位となります。これらは早期の段階で治療を行っておけば防げることが多いため、初期症状のうちに発見することが大切です。

大腸がん転移の発見

検査によって、原発巣から他の部位へ広がっていないかを調べます。大腸がんの転移を調べる主な方法としては画像診断があり、CT検査やMRI検査、超音波検査等を用います。また、これらの画像診断では発見できない転移をPETによって発見できる場合もあります。画像診断のほかには腫瘍マーカーがあり、大腸がんの転移のほか、再発についても調べることができます。ただし、腫瘍マーカーは転移や再発があっても正常値の場合もありますので、万能な方法ではありません。

転移の治療

はじめに検討されるのは、手術を行って切除することができるかどうかという点です。大腸がんが転移している場合であっても、手術をできるのであれば、病巣を切除することが最も効果的な治療法であると考えられています。手術ができない場合には、次善の策として、抗がん剤や放射線治療を選択することになります。
大腸がんの肝臓転移

大腸がんの転移は肝臓に最も多く見られます。肝臓への転移がある場合には、原発巣だけではなく、肝臓の治療も行う必要があります。もっとも効果的な肝臓転移の治療法とされているのは手術です。病巣を切除しておくことが、最も効果的な方法となるのです。肝臓への転移が1個しかない場合には、5年生存率が50%を超えると去れています。したがって、たとえ大腸がんが肝臓へ転移していたとしても、悲観する必要はありません。数が増えても、手術ができる場合もありますので、専門医とよく相談しましょう。また、術後に再発した場合に、肝臓に再手術を行う場合もあります。

手術を行えない肝臓への転移には、ラジオ波治療を行うこともあります。元々は肝臓がんの治療に使われていたラジオ波治療を、肝臓への転移にも応用しようというわけです。他にも、抗がん剤による化学療法を行う場合があります。抗がん剤によって事前に病巣を小さくしておき、手術できる大きさに縮小したところで切除することで、切除不可能と考えられた症例であっても、手術を行える場合が出てきます。抗がん剤の効果を高めるために、5―FUとロイコボリン、オキサリプラチンを組み合わせるFOLFOX4と呼ばれる投与法もあります。こうした方法を駆使することで、大腸がんが肝臓へ転移した場合でも、治療を行っていくことができます。

また、大腸がんの肝臓への転移の起きる見込みを解析するDNAチップの開発が行われていますので、今後は、遺伝子の観点から、肝臓転移の可能性が事前に予測できるようになっていくかもしれません。

肺転移

肝臓に続いて転移が起こりやすい臓器が肺です。大腸がんの患者さんのおよそ2%が肺に転移し、手術を受けた方ではおよそ5%とされています。手術を行う場合には、開胸を行う場合のほかに、胸腔鏡手術を行う場合もあります。胸腔鏡手術であれば、傷が小さいために体に与える負担が小さく、術後の回復も早いというメリットがあります。もっとも、すべての患者さんに適用できる方法ではありません。放射線治療や抗がん剤のほか、ラジオ波焼灼療法を行うことがあります。

腹膜播種

腹膜に癌細胞が散らばってしまうものです。画像検査でも発見が難しく、悪化すると腸閉塞を起こすことがあります。手術による治療は難しいため、化学療法を用いることが通常です。

脳転移

症状として、痙攣、頭痛、悪心、嘔吐、麻痺、言語障害、意識障害などを引き起こします。治療はガンマナイフと呼ばれる放射線治療を行います。

骨転移

骨の痛みが出ることや、骨折をしやすくなるという特徴があります。抗がん剤や放射線治療のほかに、モルヒネ等の痛み止めで痛みを和らげます。

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