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大腸がんの末期症状の辛い現実大腸がんは早期がんの時に見つける事が出来ればほぼ100%の患者さんが助かる病気です。その理由は粘膜層にとどまっている時に手術をする事が出来れば、再発する事ができないように全ての癌細胞を切除する事が出来ると言われているからです。 ところが大腸がんの初期段階というのは痛みやこれといった症状が無いのが現状です。つまりほとんどの患者さんは初期段階での身体の変化に気付けなかったという事になるわけです。実際に日本人の大腸がんの患者さんというのは年々増加傾向にあり、毎年約4万人の患者さんが大腸がんによって命をおとしている事からもわかると思います。 結果として大腸がんである事が発覚するのは早期がんの時ではなくて、進行してしまっている状態の時に発見するという事になるわけです。でもステージ3期までなら手術をする事によって生存率も高い状態を保っているのですが、さらに病状が悪化すると末期がんという状態になってしまいます。 大腸がんでは腹膜への転移や肝臓への転移や肺への転移をしたり、リンパ節へも転移してしまったり骨や脳にまで転移してしまう事もあり得ます。そして大腸がんの末期の特徴である腸閉塞などを患うために、痛みを伴ったりする事も少なくないと言います。 転移や再発などをして末期の状態になったとしても手術によって切除する事が出来れば良いのですが、手術をする体力が無かったりした場合には副作用の強い抗がん剤を使った治療が行われる事になるわけです。 また骨などに転移をしてしまうと痛みがあっても鎮痛剤が効かないというケースもあるので、大変辛い闘病生活になってしまうと言わざるを得ません。 末期のつらいところの1つは、もう希望がないということです。これから完治する可能性があると思えば、モチベーション付けもできるでしょう。しかし、治らないという状態での撤退戦のような戦いは、患者さんにとって酷です。うまくいったところで、寿命が少しだけ伸びるとか、その程度にとどまるのですから。 ただし、やる気を奮い立たせるのが難しいとは言え、実際問題として言えば末期治療によって最期の時間を安らかに過ごせるのか、痛みや苦しみにさいなまれるのかが変わってくる場合もあります。そういった意味では、決して小さくない効果があるのです。 |
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